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zoom RSS さだまさし 本気で言いたいことがある 春の歩みは母さんの足

<<   作成日時 : 2009/03/05 21:28   >>

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春の歩みは母さんの足
昔、うまいと思ったCMコピーに、「桜の開花がニュースになる国って、すてきじゃないですか」というのがあった。この発想とか感受性はすばらしい。でもこれは本来日本人のもっている感性ですよね。「桜前線」という言葉は最近うまれた言葉でしょうが、これは、僕の好きな言葉の1つ。
この「桜前線」、日本列島を徐々に南から北に移動していくわけですが、その速度は1日ほぼ20キロ。20キロってどのくらいの速さなんだろうっと計算してみたら、1秒間に約23センチちょっと。23センチちょっと、というのは大体女の人の靴の大きさ。
つまり、春というのは、女の人の足の大きさほどの速さで、しゃなりしゃなりと近づいてくるもの。
どうしてこういうことを、もっと学校で教えないのかな。
もっとも、教えるにしても、ちゃんと段取りを踏まないと意味が無い。いきなり「桜前線は女の人の足の大きさなんだよ」じゃなくて、
「桜前線は1日約20キロ進みます」
というところからはじめて、ちゃんと計算させる。1秒間にどのくらい進むのかな、と。すると、23センチちょっとくらいと分かるわけ。そこでまた
「身の回りにある、23センチのものを探してみよう」
となって、誰かが「お母さんの足の大きさだ」というのを待つ。
子供たちはきっと忘れないし、うんと楽しく勉強できると思う。
本気で言いたいことがある (新潮新書)
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さだ まさし

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桜前線に興味を持ったら、次は「桜満開の法則」を教える。桜が満開になるのは、開花日から毎日の最高気温を足していって、それが125度になるころ。そこで、毎日の最高紺はどのくらいか調べ、これからの気温を予測して、いつ頃満開になるかを計算して予測する。それだけでも十分楽しい。
そして、満開っていうのは八分咲きのこと、とも教える。九分を超えると散り始める花もでてくるから、一番きれいなのは八分くらいなんだよ、と。

桜1つとっても、まだまだ興味は尽きない。満開の後に、花は散る。それに関しても、咲く姿と同じくらいのドラマがある。
桜の花びらが落下する速度というのは、無風状態でおよそ秒速50センチ。ボタン雪が無風状態ではらりと落ちてくるのとほぼ同じ速度。そこで「もしや」と思って僕も調べてみた。
蛍はどうなんだろう?
蛍は、追い風だと一秒間に1メートルくらい進む。向かい風だと30センチくらいになる。ということは平均をとれば50センチから70センチくらいになる。
これって偶然にしてはできすぎ。桜の花びら、ボタン雪、蛍、これらの速度は大まかにいうならば、ほぼ同じ。この秒速50センチというのは、日本人に刻まれた、心地よいリズムなんじゃないでしょうか。
こんなふうに四季を眺めてみれば、1年なんて「何事もなく」過ぎる、などということはない。
お花見の席だって、立派な学習の場になる。
川の水面に花弁が浮いて、絨毯みがいになって流れてゆく様子を「花筏(ハナイカダ)」という言い方がある。お花見の席で、たまたま隣に居たお年寄りからそんな言葉を教わるような場面があったら、それこそ確かな教育じゃないですか。
「へえ、花筏っていうんですか。そんな言葉ぜんぜん知らなかった」なんていいながら、若い衆とお年寄りが「まま、一献」などと一緒に酒を飲んでいる。なんていい光景なんだろうと思う。
こういう社会の「学舎」が人生の奥行きを拡げると思う。

上記は新潮新書「本気で言いたいことがある」さだまさし著
から抜粋・編集したものです。現在進行中で読んでいます。
すばらしい著書です。著者の感性の鋭さを感じることができます。
http://take-it-ez.at.webry.info/200903/article_3.html
昨日、桜の開花情報が気象庁からでてきましたが、たまたま、本日読んだのが「春の歩みは母さんの足」という部分のものです。
これは昨日に続いた話ですね。

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さだまさし著「本気で言いたいことがある」 http://take-it-ez.at.webry.info/200903/article_4.html を読んで、さだまさしさんのセンスにひかれて、さだまさしさんの音楽をききたいと思って、これをチョイスしました。 その著書には、さだまさしさんの曲に関する逸話も紹介されたりしていたので、気になってしまいました。 ライナーノーツには、様々な著名人の方がそれぞれのその曲にまつわる逸話やコメントが紹介されていました。 1. 北の国から ‐遥... ...続きを見る
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