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zoom RSS 相手に「伝わる」話し方 池上彰 講談社現代新書

<<   作成日時 : 2010/05/25 06:18   >>

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最近バラエティニュース番組などで注目をあびている池上彰さん(いけがみ あきら)1950年8月9日生まれ。
NHKの『ニュースセンター845』『週刊こどもニュース』で活躍。2005年3月に報道局記者主幹のときに退職。
テレビ朝日『学べる!!ニュースショー!』を経て『そうだったのか!池上彰の学べるニュース』へと続く。
下記、本書から私が共感したりと、気になった部分を略してピックアップしています。

相手に「伝わる」話し方 (講談社現代新書)
講談社
池上 彰

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むずかしい言葉をそのまま使うことは簡単。むずかしい言葉をやさしく言い換えることが、大変むずかしい。
あるものごとをやさしく言い換えるためには、その言葉の本来の意味と、使われている文脈での意味、そして、その言葉を使う背景まで知っていなくては、ニュアンスを正確に再現する言い換えにはならない。その問題についての深い理解が必要。

あなたがニュースを熱心に聞いていても疲れないとすれば、それは、そのニュース原稿の読み手が上手だから。

警察には、独特の隠語が多数ある。「デカ」は刑事のことをさす隠語。家宅捜査は「ガサ」、死体を意味する「ホトケ」、被害者を意味する「マル害」、暴力団員を示す「マル暴」など数々ある。
こうした警察内部の隠語をつかうことで「あなたと共通のグループに所属していますよ」とアピールすることになる。
硬く捜査令状や逮捕礼状は、警察が裁判所に請求し、裁判官の許可が得られて初めて発行される。この令状のことを「フダ」と呼ぶ。

人間は、自分に関心を寄せてくれる人に好意を持つ。自分に関心を持ち、さまざまな質問を投げかけてくれると、ついついしゃべってしまう。
人は、自分の話を一生懸命きいてくれる人が好きになるもの。
相手の目を見て一生懸命きいていると、もう一方が、楽しそうに話し続けている。これぞ、会話の楽しさ。

よい聞き手になるのは簡単なことではない。しかし、それをめざして努力する方法はある。それは、相手に教えを請うこと。

相手と会話になりにくければ、まずは「聞き手」に徹すること。そのためには、相手に口を開いてもらわなければならない。そこで、自分が知らないことを、相手に教えてもらう。謙虚な立場で相手に教えを請う姿勢を見せれば、たいていの人が口を開くもの。
その人にいろいろ教えてもらいながら、その「教え」を共通体験にして、会話を進めることができるはず。

自分が信頼されるようになるためには、まずこちらが信頼しなければならない。こちらが好意を持てば、やがて相手も好意を持ってくれるケースが多いもの。
相手を信頼し、尊敬して教えを請う。自分を知ってもらう努力をする。この基本原則をきちんと守っていれば、もっと特ダネが取れたのではないか。

「うちの子がひき逃げされたの!」というしゃべり出しの一言で、私の注意を一気にひきつけたのだから、これは「つかみ」が成功した会話かもしれない。
「つかみ」というのは、マスコミ業界でよく使われる言葉。ドラマやドキュメンタリー、小説などで、冒頭から視聴者や読者の興味関心を一気にひきつける手法のこと。視聴者や読者の心を「つかむ」部分、という意味で「つかみ」と呼ばれる。会話で「つかみ」を効果的に使うことで、相手に自分の話を熱心にきいてもらうことができる。
私は現場の記者やリポートや、企画リポートで、この「つかみ」をいつも考えている。

楽しい話題だったら「いやあ、楽しいんですよ」から始める文章を作り、やはり冒頭はカットする。この手法は「とっても悲しいことがありました」「実に恐ろしいことです」など、いろいろなバリエーションが考えられる。そもそもリポートは「大変だ」「楽しい」「悲しい」「恐ろしい」といった趣旨を伝えるものだから、それを直接コメントしてしまっては、稚拙なものになってしまう恐れがある。それを避けるために私が考え出した手法。
もちろん、冒頭で視聴者をひきつけるよい「つかみ」を考えついたのなら、そこからしゃべり出すといい。
新聞記者も、冒頭から読者の注意をひきつけることで連載記事を読んでもらおうと工夫している。包装の記者だって、同じ努力が必要。リポートの最初のコメントで、視聴者をひきつけなければならない。印象的なコメントから入ることを考える必要がある。
この「つかみ」から入る手法は、大勢の人の前での挨拶や後援会などの際にも応用できる。聴衆にとって思いもかけない意外な話から始めたり、とっても身近な話題から入ったりすると、注目を集める。ユーモアあふれる自己紹介や、ちょっとした小話から始めるという工夫もいい。
まずは相手に「おやっ」と思ってもらい、その後の自分の話に興味をもってもらうための大事な手法。

見ず知らずの人でも「こんにちは」と声をかけられたら、笑顔を返さなければならない。当たり前。でも、もし笑顔を返さないと、「なによ、あの人、お高くとまって!」などと思われるのではないか、という恐怖に駆られる。いささかノイローゼにまでなってしまった。何の因果で、こんな思いをしなければならないのだ、と恨んだ。
それでも不思議なもので、この仕事を担当していると、スタッフが取材したものを自分なりに伝えていく面白さ、責任感も感じるようになる。外出恐怖症は治りませんデイ舌が、それでも楽しく仕事をするようになっていった。

気温が高かった日には、単に「きょうは暑かったですね」という会話ではなく「きょうは益まで自転車で行ったら、汗ばんでしまいました」と具体的な体験談を披露する。自分の体験を話すことで、視聴者にもイメージがつかめる。キャスターが身近な存在に感じられる。

NHKのアナウンサーだった鈴木賢二さんと長谷川肇さんは、アナウンサーがカメラのレンズをずっと見つめていると、視聴者に恐いイメージを与えるけれど、そうかといって、まったく観ないわけにもいかないという事情の中で、カメラのどのあたりをみていればいいかを実験した。
その結果、レンズのやや上部あたりの広い範囲をぼんやりと見ていると、視聴者には「アナウンサーが自分を見てくれている」という印象を与えることがわかった。

「キャスターニュース」とは「キャスターが伝えるニュース」のこと。これは「アナウンサーが読むニュース」とは区別する表現。
2ほんの法曹界では「アナウンサー」と呼ばれる現行の読み手のプロが、記者が書いたニュース原稿を読み上げていく、というスタイルが長年続いてきた。
これに対して、アナウンサーではない記者が伝えるニュース番組を「キャスターニュース」と呼んだ。「キャスター」とは、英語の「ブロードキャスター」(放送する人)という言葉から作られた和製英語で、日本のテレビ業界では「ニュースを伝える人」という意味で使われてきた。
2ほんの「ニュースキャスター」に相当する英語は「アンカー」あるいは「アンカーパーソン」「アンカー」とは、リレーの最終走者のこと。チーム全体の最終走者にたとえられている。
アメリカでニュースを伝えるアナンカーは、ほとんど全員が記者出身。数多くの経験をつみながら次第に大手の放送局に移り、やがてアンカーの地位を獲得する。そこには「長い記者経験があって初めてニュースを仕切れる実力と見識が養われる」というアメリカ法曹界の常識がある。
日本のアナウンサーに相当する仕事をする人はナレーターとよばれる。
アメリカ的な常識からいえば、日本のように記者が伝えるニュースをわざわざ「キャスターニュース」と表現するのはおかしなことになる。「ニュースは記者が伝えるもの」だから。
「ニュースは記者が伝えるもの」という考え方が、日本のテレビ界に定着するきっかけとなったのは、1974年昭和49年、NHKの「ニュースセンター9時」がはじまってから。

ある人が「一般のニュースはアナウンサーーが感情をこめずに上手に読むものであり、キャスターニュースは、読みが下手なキャスターが勘定を込めて伝える番組」と皮肉を込めた定義をしたことがある。これには思わず納得してしまった。

「キャスターニュース」を私なりに定義すれば「そのニュース番組の責任者のひとりとして、自分でニュース項目や順番を決定し、現行の文章を書きなおせる権限が与えられている者」がキャスターであり、その責任者が自分でニュースを伝えるもの、ということになる。

「キャスターは意見を言ってもいいのか」という問いに、自分なりに答えてみる。
結論から言えば、「言うべきではない」というのが、私の立場です。ひたすらそのように教育されてきた、ということでもありますが。
公共の電波を使って多くの人に伝えるニュース番組である以上、個人の一方的な考え方を視聴者に押し付けるようなものであってはいけない、というのが私の基本的な考え方。キャスターなり編集長なりの極めて個人的な感情、思想によって番組自体が構成されてはならない。
まして「こう考えるべきだ」などと視聴者に「教える」ようなことはあってはならない。その問題について判断するのは視聴者。

警視庁は、いってみれば「東京都警察本部」のことだけれど、首都を担当しているので特別な名前が与えられていること、警察庁は全国の警察本部を取りまとめている国の役所である。

わかりやすく説明するための五箇条
1. 難しい言葉をわかりやすくかみ砕く
2. 身近なたとえに置き換える
3. 抽象的な概念を図式化する
4. 「分ける」ことは「分かる」こと
5. バラバラの知識をつなぎ合わせる

「命」とは「戸籍」を意味する。赤ちゃんが生まれて名前をつけることを「命名」という。「戸籍に名前を登録する」という意味。「命」は戸籍だから「亡命」は「戸籍を失う」ということになる。「亡命」は命を失うのではなく、戸籍を失う。つまり自分の国を捨てて逃げること。

「書類先行」とは警察が容疑者を逮捕しないで撮り調べ、調べた書類を検察庁に送ること。検察庁に送るから「送検」。
容疑者を逮捕して検察庁に送る場合は「身柄送検」、ニュースの場合、「○○容疑者を検察庁に送りました」という表現になる。

私は「臨界」という用語に使われている2つの漢字を分けて「別の世界に臨む」と説明した。「分裂しやすいウラン」の核分裂が連続して起きると、そのために「分裂しにくいウラン」にも変化が生じて、それぞれ別の物質になってしまう。この状態が継続していることを「核分裂が連続して発生するkとおで、まったく別の世界にいってしまいそうになる状態」と説明した。

エルサレムは、正確にいうと旧市街地と新市街地があり、聖地が集中しているのは、旧市街地。わずか1キロ四方の場所が、高い壁で囲まれている。
「狭い場所に、3つの宗教にとって大切な場所が集中しているので、問題が複雑」ということをわかってもらうためには「1キロ四方」の面積の平長の感覚をりかいしてもらわなければならない。
東京ディズニーランド。ほぼ同じ面積であることに気づいた。
東京ディズーランドに3つの宗教の聖地が集中し、大勢の人が住んでいると考えると、旧エルサレムの狭さが理解できる。




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